擁壁

ようへき
擁壁とは、傾斜地の土砂崩れを防ぐための壁です。
擁壁とは、切り土盛り土をした斜面に、土の圧力で土砂が崩壊しないように斜面を補強した壁です。擁壁が十分に強固でなければ、長雨や地震などで土砂が倒壊する危険性があるため、擁壁については建築基準法などで細かな規定が設けられています。
擁壁のタイプには、練石積み・コンクリートブロック積み擁壁、重力式コンクリート擁壁、鉄筋コンクリート擁壁があります。これらの擁壁は、土の圧力に耐える構造に加え、強度を維持するために、水はけや水抜きが適切に行われるよう水抜穴(3m2に1ヶ所以上・内径75mm以上)などが設置されています。
擁壁の強度については、問題が生じていないかチェックすることが重要です。擁壁上の排水が良好か、水抜穴のつまりや破損はないか、ひび割れや不同沈下(ふどうちんか)、擁壁のふくらみ、傾斜などを観察し、異常が見られたら、早めの対策が必要です。

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