C値

しーち
C値とは、建物の気密性を表わす数値です。
C値とは、建物全体の隙間面積を延べ床面積で割った数値で、「隙間相当面積」といいます。建物のトータルな気密性を表わし、数値が小さいほど気密性が高いことを意味します。
C値は、1m2あたりどれくらい隙間があるかを表わす数値で、単位はcm2/m2で表わします。気密測定器を使って測定するため、信頼性の高い値が得られます。ただし、日本の場合には測定時の室内外の気圧差が約10パスカル(世界基準は50パスカル)となっており、台風などの影響で風圧が高くなったときに同等の効果を発揮できるとは限りません。
C値が5.0cm2以下の住宅を省エネ基準に定める気密住宅、2.0cm2以下を次世代省エネルギー基準で定める気密住宅とされていましたが、2009年の省エネルギー基準の改正で削除されました。
住宅の気密性を確保するには、気象変化などによる一定の風圧も考慮することが大切です。

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