エクイティ
えくいてぃ
エクイティとは、株主資本のことです。
エクイティ(Equity)とは、株式や自己資本のことです。不動産投資におけるエクイティ型証券は、不動産の
所有権を小口化して投資家から資本を調達するものです。
不動産の資本調達には、金融機関からの借り入れや社債発行などによって調達するデット(Debt)と、組合出資や新株発行などによって調達するエクイティがあります。
デットとエクイティを比較すると、利息や元本の支払いはデットが優先されますが、元本償還後の残余財産は全てエクイティに帰属します。いわゆる「優先劣後構造」が設定されるのが一般的です。そのため、エクイティは収益状況によって配当が変わり、元本保証もありませんが、収益が上がれば高い配当も得られ、不動産の値上がりがあれば
キャピタルゲインも期待できます。
ハイリスク・ハイリターン型の金融商品です。
キャピタルゲイン
キャピタルゲインとは、値上がり益のことです。「売却益」あるいは「譲渡益」ともいいます。株式や不動産などの資産を売却して得られる利益で、購入時の価格と売却価格との差額をさします。資産運用には、資産の値上がりを狙ってキャピタルゲインを目的とした投資方法があります。ただし、値下がりした場合には損失が生じ、これをキャピタルロスといいます。
キャピタルゲインは税務上「譲渡所得」として分離課税されます。2014~2037年の税率は、所得税及び復興特別所得税が15.315%、住民税が5%となっています。キャピタルロスが生じた場合には、譲渡損失としての控除(その年に控除しきれない金額は、翌年以降3年間の繰越控除)ができます。
キャピタルゲインに対して、資産を売却せずに安定的に維持することで得られる収益をインカムゲインといいます。
所有権
所有権とは、特定の物を自由に使用、収益および処分できる権利です。所有権を持つ人は、その所有物に対して独占的に支配できます。所有権は時効によって消滅することはありません。
ただし、自由にできる権利は、法令上の制限の範囲内です。また、公共の福祉に反する権利は認められていないため、一定の制限を受けます。
また、所有権を有する物件について、所有者以外の人が抵当権や借地権を設定している場合には、その制限を受けます。