アフターサービス
あふたーさーびす
アフターサービスとは、一定期間内の無償修理などを保証するサービスです。
アフターサービスとは、商品の購入後に、メーカーや販売会社などが消費者に対して一定期間の無償修理などを保証するものです。住宅の場合には、建物の引き渡し後に不具合が見つかった場合に、無償で補修することをいいます。
新築住宅については、瑕疵(かし)担保責任によって、引き渡し後10年間、構造上の主要な部分に欠陥が見つかった場合には無償で補修されます。これに加えて、メーカーや業界団体によってアフターサービスの基準が設けられています。アフターサービスは、瑕疵の有無にかかわらず、定期点検や一定の不具合について無償補修されます。例えば、ガス
配管の破損は5年間、
機械式駐車場の機能不良は2年間など、部位や設備ごとに保証期間を定めているものです。また、
リフォームなどにおいても、住宅メーカー独自の点検や
メンテナンス基準を設けているところもあります。
機械式駐車場
機械式駐車場とは、市街地など限定された敷地内に駐車場を確保するため、空間を立体的に利用する駐車場です。パレットに車を載せて上下左右に移動させる方式で、地下式と地上式があり、二段式から多段方式、エレベータで上下させるエレベータ方式、タワー内のターンテーブルが垂直に循環するタワー方式など、スペースを有効利用するさまざまなタイプがあります。
機械式駐車場はゆとりのない敷地に高い収容台数を確保することが目的で、駐車台数はカーライフの快適性やマンションの資産価値にも影響を与えます。建築コスト、メンテナンスコストに幅があり、入出庫時の待ち時間、騒音・振動対策、耐震性、水害対策など、日常の出し入れから非常時の安全対策までグレードもさまざまです。また、積載可能な車種に制限がある場合もあります。
マンション選びの際には、駐車場の台数や駐車料金に加え、実際の出し入れも想定してチェックしましょう。
メンテナンス
メンテナンスとは、保守・点検、維持・管理の意味で、住まいを快適に維持するうえで欠かせないものです。住宅の耐用年数を延ばし、快適性を維持するうえで、適切なアフターメンテナンスは重要な役割を担います。
マンションなどでは長期修繕計画が立てられ、計画に基づいた維持管理が行われます。一戸建てにおいても住まいのメンテナンスは重要で、5年単位での点検と補修が望ましいといわれています。
メンテナンスの対象となるのは、屋根や外壁、ベランダ、開口部、防蟻処理、配管、内装など、多方面に渡ります。マンションでは修繕積立金などがありますが、一戸建てもメンテナンスを前提として費用を準備する必要があります。
リフォーム
リフォームとは、住宅を改築や増築することです。壁紙の張り替えなど室内の雰囲気を変える小規模なものから、トイレ、浴室、キッチンなどの設備を丸ごと取り換えたり、壁を取り払って間取り変更をするなど、大がかりなものまで幅広くあります。また、リフォームの目的も、耐震補強や高齢化に対応したバリアフリー化から、ライフスタイルに合わせた快適さを追求するものまで、さまざまです。
リフォーム費用は、既存建物の状態、リフォームの範囲や規模、採用する設備のグレードなどで大きく違ってきます。築年数が古いほどリフォーム目的も多様になり、高額化する傾向にあります。リフォームの市場が拡大するにつれ、消費者の不安を解消するために「リフォーム瑕疵(かし)保険」を利用したり、アフターサービスや保証期間を設けるなど、サービスの充実も見られます。
配管
配管とは、建物内の設備機器と屋外の上下水道、ガス管を結ぶ専用管や空調用ダクトなどを配置することです。配管には、給水管、排水管、ガス管、配水管、空調の換気管などがあります。配管図には配管経路、接続方式、設備機器の設置場所などが示されています。
配管工事は専門職である配管工が行います。具体的には、配管図に即して、管を切断し、折り曲げるなどの加工をして、継手という道具でつなぎ、弁の取り付け、溶接やネジでつなぐなどで配管を完了させ、各設備を取り付けて運転できるようにします。
配管は建物が完成した後では目につかないものですが、住宅の維持管理上重要な役割を担います。清掃口や点検口が設けられているなど、長期的な維持管理が配慮されていることが重要です。