東京都LCP住宅情報登録閲覧制度
とうきょうとえるしーぴーじゅうたくじょうほうとうろくえつらんせいど
東京都LCP住宅情報登録・閲覧制度とは、災害時に生活の継続を可能とする設備を備えた住宅を登録し、その情報を公開する制度です。
東京都LCP住宅情報登録・閲覧制度とは、災害などで
ライフラインが大きな被害を受けた場合にも、生活が継続できる設備を備えた住宅を登録し、その情報を公開する制度です。LCP住宅とは、Life continuity Performanceの略で、居住継続性を有する住宅という意味です。
災害時には、建物自体が損傷を受けなくても、電気、ガス、水道、道路の遮断など
ライフラインが機能を停止し、復旧までに時間がかかることが想定されます。東京都LCP住宅には、停電時でもエレベーターや給水ポンプの運転など、最低限の電力を確保することで、生活の継続を可能とする性能を備えた住宅を認定し、その登録情報を公開しています。
ライフライン
ライフラインとは、命綱を意味し、都市生活において不可欠な電気、ガス、水道、通信、交通網などをいいます。
地震の多い日本では、巨大地震に備えてどのようにライフラインを確保するかが大きな課題です。1995年の阪神・淡路大震災では甚大な被害を受け、また、2011年の東日本大震災においては、地震、津波、原発事故により被害は広範に渡りました。交通網や通信設備が被害を受けることによって、救助・救援、物資の輸送が困難となることも被害の拡大や復旧の遅れを招きます。また、公共施設や医療機関が被害を受けることで、避難場所の確保や応急処置に支障が出ます。
これに対し、被災地域の復旧活動をはじめ、災害に強いインフラづくりが求められると同時に、地域ぐるみの防災活動や助け合いの重要さも見直されています。
