床暖房
ゆかだんぼう
床暖房とは、床を暖めることで室内を暖房する設備です。
床暖房とは、床を暖めて部屋を暖房するものです。床を暖めることで、暖まった床面から放射される輻射熱が部屋を暖めます。
床暖房は足元から暖めるため、上部に熱がこもりにくく、自然な暖かさが室内に広がります。また、火を使わないため空気を汚さず、音や風、においなども発生しません。輻射熱で部屋を暖めるので、空気の乾燥も少なくなります。
床暖房には、電気式と温水式があります。電気式は部分暖房や短時間の暖房に、温水式は広い部屋や長時間の暖房に適しています。初期費用は温水式の方が高くなりますが、
ランニングコストは低めで、耐久年数も30年以上など長期になります。電気式も深夜電力を利用する蓄熱式を採用すると、初期コストは上がりますが、
ランニングコストは抑制できます。
ランニングコスト
ランニングコストとは、維持管理のためにかかる費用のことをいいます。住宅であれば、建物や設備を維持・管理・稼働するためのコストです。
具体的には、水道光熱費や管理費など毎月かかる費用と、器具・備品の交換などの費用、外壁の塗り直しなど長期的な修繕費なども含まれます。
ランニングコストに対して、最初に必要な施工費や設備機器の価格をイニシャルコストといいます。
建物の購入や建築を考えるときには、イニシャルコストだけでなくランニングコストとあわせて考えるのが賢明です。太陽光発電や省エネシステムの導入などは、イニシャルコストは高くなりますが、ランニングコストの低減に役立ちます。