ウォークインクローゼット
うぉーくいんくろーぜっと
ウォークインクローゼットとは、人が出入りできる衣類収納スペースです。
ウォークイン
クローゼットとは、人が中に入れる衣類収納スペースで、納戸のような独立した空間になっているものです。
ウォークイン
クローゼットの特徴は、人が中を歩くスペースがあることで、1ヶ所にまとめて収納することができます。姿見などを置いて着替えスペースを設ければ、そこで衣類を選んで身支度もできます。ただし、人のためのスペースをとるので、面積に対する収納量は多くありません。また、使い勝手のよさを考慮すると、2X2m以上の広さは欲しいところです。
ウォークイン
クローゼットから寝室と洗面所の両方に出入りできる配置にすると、動線がよくなります。ウォークイン
クローゼットには、通常、洋服を掛けるハンガーパイプが設置されていますが、それ以外にもさまざまな収納パーツがあり、ワイシャツ専用収納、パンツ専用収納など、衣類の傾向に合わせて組み合わせることもできます。
なお、ウォークイン
クローゼットの大敵は、湿気です。断熱性が悪く
結露が発生したり、換気が不十分だと、カビや虫が発生しやすくなります。また、太陽光や紫外線によって衣類が色あせることもあります。衣類にとっての室内環境にも配慮が必要です。
結露
結露とは、建物の室内と室外の温度差によって、窓ガラスや窓枠、壁などに水滴がつくことです。気密性の高い住宅で冬場に発生することが多く、放置しておくとカビやダニ、汚れの原因となり、長期にわたると建材の腐食の原因ともなります。結露は窓やドアなど目に見えるところだけでなく、収納扉の裏側や床下、天井裏などに発生することもあります。
結露対策の基本は、室内外の温度差を防ぐことと、湿度を抑えることです。断熱材や複層ガラスなどを採用した高断熱の家屋は結露に有効です。また、換気や除湿も効果があります。ただし、室温が下がったり、乾燥した空気はのどや肌に好ましくないなどの問題もあります。結露対策として結露防止スプレーやシートなどの商品も販売されています。それでも発生してしまった結露は、早めに拭き取るなどの対処が必要です。
クローゼット
クローゼットとは、洋室に設置された衣類などを収納するスペースをいいます。和室にある収納は、通常、押入れと呼ばれます。
クローゼットは、衣類を収納することを想定したものが多く、その場合にはハンガーパイプが取り付けられており、奥行き(壁心々)が70cm程度となります。ただし、実際に物を収納できる内法(うちのり)では50~60cmとなります。子ども部屋などでは、奥行き(内法)50cmに満たないものもあるようですが、子どもの成長を考えると内法で55cm以上はほしいところです。
快適な住まいづくりでは、収納の確保は重要な要素となります。何を、どのくらい収納するのかによって、必要な収納スペースが異なります。また、何を収納するかで、必要な奥行きなども異なります。また、収納は、使う場所の近くにないと不便です。特に日常使いのものは、生活動線も考えた収納の配置が望まれます。