TES
てす
TESとは、ガスによる給湯・暖房システムです。
TESとは、ガスによって温めた温水を利用した給湯・暖房システムです。給湯に加え、温水
床暖房、
浴室・脱衣室暖房乾燥、輻射熱暖房(温水ラジエーター)、
浴室ミストサウナなどを組み合わせることが可能です。温水による暖房システムのため、室内の空気を汚さず、足元から暖かく、部屋全体を穏やかに暖めるのが特徴です。ガスを熱源に使用するため、電気使用量を減らすことができます。
熱源には、暖房用風呂給湯器または暖房専用熱源機の2種類があり、高効率な熱源機「エコジョーズ」などの採用でより省エネ性の高いシステムが可能となります。
なお、冷房機能も有するTESエアコンは電気エアコンより省エネ性が落ちるため、生産は停止されています。
ミストサウナ
ミストサウナとは、霧状の蒸気を放出するサウナです。家庭用のシステムバスに組み込まれた製品が登場して人気を集めています。
細かな霧が全身を温めるので、リラックス効果が高いといわれています。ミストの温度は40度前後で、温度調整でき、ドライサウナに比べて息苦しさなどの体への負荷が少なくなります。血行促進効果や発汗効果などでは、通常の入浴より高いとされています。また、ミストで体を温めるので、シャワーや浴槽にお湯をためての入浴に比べて、水の使用量が少なく済むのも特徴です。
床暖房
床暖房とは、床を暖めて部屋を暖房するものです。床を暖めることで、暖まった床面から放射される輻射熱が部屋を暖めます。
床暖房は足元から暖めるため、上部に熱がこもりにくく、自然な暖かさが室内に広がります。また、火を使わないため空気を汚さず、音や風、においなども発生しません。輻射熱で部屋を暖めるので、空気の乾燥も少なくなります。
床暖房には、電気式と温水式があります。電気式は部分暖房や短時間の暖房に、温水式は広い部屋や長時間の暖房に適しています。初期費用は温水式の方が高くなりますが、ランニングコストは低めで、耐久年数も30年以上など長期になります。電気式も深夜電力を利用する蓄熱式を採用すると、初期コストは上がりますが、ランニングコストは抑制できます。
浴室
浴室とは風呂場のことです。日本では、浴槽と洗い場があるのが一般的です。
浴室には在来工法とユニットバスがあります。在来工法では広さや素材などを自由に選べる利点がありますが、費用は高めです。最近は工場生産されたユニットバスが主流で、広さやデザイン、品質も豊富です。間取図には数値が表示されていることがありますが、「1618」であれば浴室の内側のサイズが1,600mm×1,800mmとりなります。
浴室を考えるときには、浴槽の広さと体を洗うスペースのバランスが大切です。子どもと一緒に入ったり、介護が必要であれば、洗い場を広めにとるのがいいでしょう。
また、浴室は湿気のこもりやすい場所なので、換気や掃除のしやすさも重要です。一戸建ての場合に、従来は浴室を1階に設けるのが一般的でしたが、最近では2階に設けるケースも増えています。