シーリングファン
しーりんぐふぁん
シーリングファンとは、天井に取り付けるファンです。
シーリングファンとは、天井に取り付けたファンをいいます。羽根を回転さて室内の空気を循環させます。
室内全体の空気を動かすことで、部屋の上下でできる温度差を解消し、省エネ効果を発揮します。高い天井や吹き抜けなど冷暖房効果が得にくい場所や、密閉性の高い部屋には特に効果的です。
シーリングファンによるサーキュレーション(循環)効果は、夏には冷気をゆっくり循環させることで体感温度が下がり、冬には天井付近にこもる暖気を拡散することで足元まで暖かさを広げます。自然の風に似た空気の流れができるため、心地よく感じるといった利点もあります。また、エアコンと併用することで、冷暖房効率をアップさせます。
シーリングファンには
照明と一体となったものもあり、
インテリアとして設置されることも多いようです。最近では薄型や軽量タイプもありますが、取り付けに際しては天井に一定の強度が必要です。また、設置によって室内に圧迫感が生じることがないか、実物で検討するのがいいでしょう。
インテリア
インテリアとは、室内の装飾品のことです。室内の内装や照明、家具・調度品などをいいます。
建築用語では、建築物の外部を意味するエクステリアに対して、室内の装飾全般を意味します。インテリアデザインは、壁や天井・床などのカラーや素材のもつ風合い、階段やドア、ニッチのデザイン、照明、家具、住宅設備機器など、室内環境をトータルデザインすることになります。
暮らしの快適さを左右するインテリアは、豊富な商品から選べるだけにセレクトが難しくもあり、ライフスタイルや好みに合わせて選ぶ楽しみもあります。新築やリフォームの際には、幅広い知識をもったインテリアコーディネーターに相談するのもいいでしょう。
照明
照明とは、日本においては室内全体を照らす直接照明が主流で、「部屋を明るくする」役割とされてきました。また、1室1照明で、おもに蛍光灯など白熱灯が使用されます。しかし、最近では、くつろぎやリラックス、落ち着きなど、室内の雰囲気を演出する上で、生活シーンに合わせた照明器具の使い方が提唱されています。
照明によって室内の雰囲気は大きく違ってきます。活動的な時間とくつろぎの時間、手元がよく見える明かり、温もり感、開放感など、さまざまなシーンに応じて使い分けるには、1室に複数の照明器具を使用するのがポイントとなります。
照明器具の種類には、シーリング(天井に取り付け、部屋全体を均一に照らす)、シャンデリア(天井から下げる装飾性の高い照明。天井直付けタイプもあり。高い天井向き)、ブラケット(壁面や柱に取り付ける補助照明。空間の広がりを演出)、スポットライト(特定の物を照らし、置物などを強調できる)、ペンダント(吊り下げ型照明。下部だけ照らすものと、部屋全体を照らすものがある)、ダウンライト(天井に埋め込まれる照明で、調光機能の付いたものもあり、多彩な使い方が可能)、フットライト(廊下や階段の足元を照らす)、スタンド(床やテーブルに置いて使う照明)などがあります。
それぞれの特徴が分かると、明かりの楽しみ方も広がります。