カーポート
かーぽーと
カーポートとは、屋根の付いた駐車スペースのことです。
カーポートとは、
屋根付き駐車スペースをいいます。
車庫やガレージには壁があり、建物の一部となっていますが、カーポートは
柱と
屋根で構成される簡易なものとなっています。
カーポートのデザインは、
屋根の支持方法によって2つのタイプがあります。片側のみに
柱を設けた片側支持タイプは、車の出し入れがしやすく、商品の選択肢も豊富です。両サイドの
柱で
屋根を支える両側支持タイプは、安定感があり、積雪に対して強度を発揮します。また、車1台分のコンパクトなものから、車3台分のものまで、さまざまな商品が出ています。素材やカラーなども豊富で、外構を合わせてコーディネートできます。
カーポートを選ぶ際には、利用する車の大きさ、将来を想定した台数に加え、立地環境によって積雪や強風なども考慮する必要があります。
柱
柱とは、建物の軸組みで、土台に対して垂直に立てて、屋根や床の荷重を土台や基礎に伝えるものです。木造軸組工法やラーメン構造では、梁などとともに建物を支える最も重要な部材です。
柱の太さは、柱の位置や部屋の大きさ、支える重さによって決めます。木造2階建て以上の場合には、土台から軒まで通った継ぎ目のない「通し柱」が建物の四隅に使われます。「通し柱」は、上下階を構造的に一体化させて耐震性を高めるために重要なものです。各階ごとに梁や胴差しなどで区切られた柱を、「管柱(くだばしら)」といいます。「管柱」も各階の荷重を受ける構造体です。このほか、柱と柱の間に壁の補強のために入れる柱を「間柱(まばしら)」と呼びます。また、壁に取り付けた装飾用の柱を「付け柱」といいます。
屋根
屋根とは、風雨や日射から建物を守るために、建築物を覆うように設けられた構造物です。気候や風土によって特徴があり、形状や屋根材の種類もさまざまです。
屋根の形状および屋根材を決めるうえで、基本として求められるのが、耐震性、防水性、防火性、耐久性、断熱性などです。特に木造住宅の場合には、屋根材の重量によって、耐震性を確保するために構造上、壁の量を増やす必要などもあります。また、素材によって雨漏りを起こさないための屋根の勾配も規定されます。
屋根の形状には、切妻(きりづま)、寄棟(よせむね)、陸屋根(りくやね)、片流れ(かたながれ)、入母屋(いりもや)、方形(ほうぎょう)、鋸屋根(のこぎりやね)、バタフライなどがあります。
屋根材には、瓦などの粘土系、セメントなどを加工した化粧スレート、石を板状にした天然スレート、金属系のガルバリウム鋼板、銅板などがあります。