浄水器
じょうすいき
浄水器とは、水道水から特定の不純物を取り除いて、良質な水をつくるための設備です。
浄水器とは、水道水をろ過する装置です。水道水に含まれる残留塩素やトリハロメタンなどの物質を除去・減少させます。
家庭用浄水器は、活性炭などでろ過することで、残留塩素、カルキ臭、カビ臭、有機物などを取り除きます。また、ろ過膜によって鉄サビ、カビ、細菌などを除去します。ポピュラーな浄水器は活性炭式と、ろ過膜式を組み合わせたもので、ミネラル分は通過させるため、水のおいしさを残します。
浄水器の設置方法では、蛇口の先端に取り付ける蛇口直結型、据え置き型、
水栓に浄水器が組み込まれた
水栓一体型、キッチンの下に取り付けるビルトイン型などがあります。
また、浄水後の水を電気分解して、アルカリイオン水と酸性水に分ける整水機能がついた浄水器も出ています。
そのほか、逆浸透膜を使って水と異物を分離する浄水方法もあり、医療用や海水の淡水化などに使用されています。
なお、浄水器の適切な使用方法としては、表示期間内にカートリッジを交換することと、使用前に10秒程度浄水を流してカートリッジ内に滞留した細菌を流し去ることです。浄水器によっては、抗菌作用や滅菌機能のついたものもあります。
水栓
水栓とは、給水・給湯管の先に取り付けられた金具のことで、いわゆる蛇口のことです。水洗金具とも言います。
水栓金具には、キッチン用、洗面用、浴室用があります。かつては蛇口をひねることで、吐水と止水するものが一般的でしたが、現在では、機能もデザインも多様化しています。
最新の水栓金具には、レバー一つで吐水量と吐水温度を調整できるシングルレバー混合水栓や、タッチスイッチで水の出し止めができるタッチスイッチ水栓や、足元で操作できるフットスイッチがついた商品もあります。キッチンではハンドシャワーがついた水栓が用いられることが多く、ホースを伸ばせばシンクの隅まで洗い流すことができます。また、キッチン用では水栓金具の中に浄水器を搭載したものもあります。浴室用の水栓の中には、一定量の吐水後に自動的に止水するものや、ミストシャワーなどもあります。
また、海外からデザイン性の高い水栓を輸入するなど、機能やこだわりで選ぶことが可能です。