アプローチ
あぷろーち
アプローチとは、道路や門の入口から玄関までを指します。
アプローチとは、住宅用語として使われる場合、道路や門など
敷地の入口から玄関までをいいます。
敷地の入口から玄関までの通路を意味しますが、
カーポートなどの配置も含みます。
敷地の規模によってアプローチはコンパクトなものから、大規模なマンションなどでは歩行者用通路・車の出入口など広いスペースをもつものまであります。
アプローチは外観と並ぶ建物の顔であり、アプローチの作り方によって外観イメージも違ってきます。そのため、通路の取り方や植栽などで個性が演出できます。また、段差があればスロープや階段を設けるなど、出入りがスムーズにできるための工夫も施されます。また、防犯面から死角や
防犯カメラの設置場所なども検討されます。美観、出入りの快適性、防犯面など、アプローチは重要な役割をもっています。
カーポート
カーポートとは、屋根付き駐車スペースをいいます。
車庫やガレージには壁があり、建物の一部となっていますが、カーポートは柱と屋根で構成される簡易なものとなっています。
カーポートのデザインは、屋根の支持方法によって2つのタイプがあります。片側のみに柱を設けた片側支持タイプは、車の出し入れがしやすく、商品の選択肢も豊富です。両サイドの柱で屋根を支える両側支持タイプは、安定感があり、積雪に対して強度を発揮します。また、車1台分のコンパクトなものから、車3台分のものまで、さまざまな商品が出ています。素材やカラーなども豊富で、外構を合わせてコーディネートできます。
カーポートを選ぶ際には、利用する車の大きさ、将来を想定した台数に加え、立地環境によって積雪や強風なども考慮する必要があります。
防犯カメラ
防犯カメラとは、建物や敷地内への侵入を監視するカメラです。個人宅では玄関や門、マンションではエントランスやエレベーター内などに設置されます。
防犯カメラは、画像の録画や映像の送信を行います。インターホンに付けて、室内から訪問者の姿をチェックできたり、不在時に録画された画像を確認することもできます。また、ネットワークによって監視室と結び、不審者の侵入などを24時間監視するシステムなどもあります。
防犯カメラの設置では、死角をつくらないことが重要なポイントです。防犯カメラのなかには、遠隔操作で角度を変えられるものや、広い角度の映像を捉えるものもあります。防犯カメラの高性能化が進み、防犯カメラを設置していることによる防犯効果もあるといわれています。
敷地
敷地とは、建物が立っているか、これから建物を建てる土地のことです。敷地面積は、その土地の面積のことで、水平投影面積をいいます。水平投影面積とは、土地や建物を真上から見たときの面積で、傾斜や凹凸があっても、水平として測定した面積になります。
敷地面積には、登記簿に記載された登記簿面積(地積)と実測面積が異なっている場合があります。そのため、土地の売買契約などにおいては、土地家屋調査士などの専門家による実測をしてからというのが鉄則です。
なお、住宅を建てるために土地を購入するときには、接道条件などによっては、土地面積の一部が敷地面積に算入できないので、注意が必要です。また、敷地面積だけでなく、建物の配置や駐車場のスペースなども考慮しましょう。