スタッコ仕上げ
すたっこしあげ
スタッコ仕上げとは、外壁表面を凹凸模様に仕上げる方法です。
スタッコ仕上げとは、外壁や内壁、天井などの表面を、変化に富んだ凹凸模様に仕上げる方法です。
もともとは消石灰に大理石粉や粘土粉を混ぜて、大理石風に仕上げていたものですが、近代以降はセメント
モルタルを用いるのが一般的です。変化に富んだ石造り風の重厚感を比較的ローコストでできるのが特徴です。
吹き付け材には、セメント系、ケイ酸質系、合成樹脂系などがあり、仕上げ塗材を吹き付けたあと、コテやローラーなどで凹凸を付けます。特殊なローラーで押さえて、変化に富んだ模様を付ける方法もあります。
モルタル
モルタルは、セメントと砂、水を練り上げた建築材料です。耐火性があり、外壁などに使用されます。コンクリートが砂とセメントに砂利を混ぜるのに対して、モルタルは砂利が入っていません。モルタルはコンクリートほどの強度はなく、高価で、施工には熟練した技術が必要で、施工期間も長くなります。通常は、現場で材料を練り合わせて塗っていきます。手塗りのため継ぎ目がなく、外壁の王道として広く採用されてきました。一般的には、モルタルは二度塗りされ、その上に塗装などが施されます。一定以上の厚さによって、防火構造に適用できます。
モルタルの欠点は、経年変化によってクラックと呼ばれるひび割れが発生することです。これは、建物自体に生じる歪みや材料の乾燥などによるものです。ひび割れ防止の添加剤などによって改善はされていますが、ひび割れを生じなくすることは困難です。ひび割れや塗装の劣化具合により、メンテナンスが必要となります。