ルーフバルコニー
るーふばるこにー
ルーフバルコニーとは、階下の住戸の屋根部分を利用したバルコニーです。
ルーフ
バルコニーとは、屋上を利用した
バルコニーです。マンションの下階住戸の屋上を利用して上階の
バルコニーに使用できるようにしています。広さに応じて月額使用料を払うのが一般的です。
空に向かって開かれているので開放感があり、普通の
バルコニーより広くなっているのでアウトドア
リビングとしても利用できます。ただし、普通の
バルコニーではその下も下の階の
バルコニーになっていますが、ルーフ
バルコニーの下は下の住戸の部屋になっています。そのため、階下に音を伝えない配慮が必要で、走り回ったり、ボールをついてはいけないなどのルールが決められていることもあります。
また、日当たりがいいので、鉢植えなどを置いて
ガーデニングを楽しむこともできますが、土や砂を入れて庭を作ったり、人工芝を敷くなどは、防水面の問題から禁止されていることが多いようです。
なお、ルーフ
バルコニーを上手に活用するには、
スロップシンクの有無や、風で家具が倒れないかなど、実際にしたい暮らしをイメージしてチェックしましょう。
ガーデニング
ガーデニングとは、庭やバルコニーで植物を育てることをいいます。主に家庭菜園として、1990年頃から人気を集めるようになりました。現在では、日常のストレス解消やロハスな生活として、都市生活から田舎暮らしまで、幅広い層に定着しています。
一戸建ての魅力の一つとして「庭のある暮らし」がいわれていましたが、マンションでも、バルコニーなどに鉢植えを置いたり、プランターで野菜を育てるなど、ガーデニングの楽しみは広がっています。ガーデニングができることをうたったマンションも登場しています。ただし、マンションでは「直に土を入れてはいけない」など管理上の制限がある場合が少なくありません。ガーデニングを楽しみたい人は、管理規約などをチェックしましょう。
スロップシンク
スロップシンクとは、バルコニーやユーティリティに設置された底の深い大きな流しです。
スロップ(Slop)とは泥水のことで、モップなどの掃除用具や汚れた運動靴など、台所や洗面所に持ち込みたくないものを洗うときに利用できます。
また、屋外やバルコニーに設置されていると、植栽の水やりなど園芸にも便利です。
あれば便利なスロップシンクですが、マンションなどでは、階下への漏水や誤って放水されるといけないなどの理由から、設置されないケースもあるようです。
バルコニー
バルコニーとは、マンションなどの屋外に張り出した床のことです。
室内空間の延長として、掃き出し窓などの先に設けられ、屋根や天井はなく、手すりが付いています。上階のバルコニーが屋根の代わりになります。バルコニーは広さや用途によって、アウトドアリビングとして活用できる「リビングバルコニー」や、コンパクトで室外機置場やゴミ置場などに利用される「サービスバルコニー」などがあります。また、階下の屋根を利用した広い「ルーフバルコニー」もあります。
分譲マンションの場合、バルコニーは共用部分に属します。居住者だけが使用できる専用使用権はありますが、改造したり、物置などの固定物を設置することはできません。バルコニーは消防法で、緊急時の避難通路とされています。そのため、避難時の障害にならないように管理規約等にはバルコニーの使用制限が定められています。
リビング
リビングとは、居間のことです。Living-roomのことで、家族だんらんのスペースになります。
かつての日本家屋では、「茶の間」と呼ばれた空間です。家族が一緒に寛ぎ、コミュニケーションの中心になる場所なので、家づくりや物件購入で重要視されます。
マンションではダイニングと一体となったLDや、キッチン・ダイニング・リビングが一体となったLDKが主流です。コミュニケーション重視かプライバシー重視か、居住空間が縦長か横長かなどでリビングの配置は違ってきます。リビングを通らずに各居室に出入りできるタイプや、あえてリビングインとしてLDから個室に出入りするタイプもあります。また、ゆっくりと眺望を楽しめる工夫なども施されます。
家で過ごす時間を考慮して、ライフスタイルに合ったリビングの広さや形状を決めるといいでしょう。