踊り場
おどりば
踊り場とは、階段の途中に設けられた小スペースです。
踊り場とは、階段の途中に設けられた小さなスペースで、小休止したり、方向転換するなど、転落防止に役立ちます。
建築基準法では、階段の高さが4mを超える場合に、4mごとに踊り場を設けることが義務付けられています。デパートなどでは、踊り場に椅子を設けるなど、小休止のスペースとしていることが多いようです。
旧来の日本家屋の階段には、踊り場というものはありませんでした。踊り場は、西洋建築によってもたらされた建築デザインです。
建築基準法
建築基準法とは、建物を建てるときの基本的な法律です。建築物の敷地・構造・設備・用途の最低基準を示し、用途地域や日影規制などエリアによって守るべき事項などが定められています。建物の利用者や近隣住民の生命・健康・財産を守ることを目的に、1950年に施行されました。基準の具体的な技術水準などは、建築基準施行令や施行規則などで詳細が規定されています。また、基準が実効性をもつように、着工前の建築確認や工事中の中間検査、完了検査、違法建築物の是正措置なども定められています。
建築基準法はこれまでに何度も改定を重ねています。1981年には現在の耐震基準が導入、2003年にはシックハウス対策の規定導入、2007年には耐震偽装事件を受けて建築確認審査の厳格化が図られました。中古マンションを選ぶ際には、いつ建てられたかによって基準が異なるため、築年は大まかな安全性を見るときの一つの目安にもなります。