間取り/間取図
まどり/まどりず
間取りとは、建物の各部屋などの配置のことで、それを描いた平面図が間取図です。
間取りとは、部屋の配置のことです。住宅では、玄関、
リビング、トイレ、洗面室、バスルーム、廊下、階段、各居室および収納などが配置されます。住宅の特徴や暮らしやすさなどに最も影響する重要な要素です。
間取図は、間取りを描いた平面図です。2階建てや3階建て、
メゾネットなどでは、各階ごとの平面図が描かれます。
不動産広告などには、
リビングをL、ダイニングをD、キッチンをKと表わし、部屋数とあわせて間取りを表記するものがあります。例えば、3つの居室と
リビングは3LDKと表記します。間取図から空間をイメージするには、玄関から各部屋などの動きをたどりながら、生活シーンを想像するのもひとつの方法です。
なお、広告やパンフレットには、通常は間取図に方位も表示されているので、方角も合わせて検討できます。
メゾネット
通常、マンションは1階ごとに違う人が住んでいるものです。しかし、メゾネットの場合、住戸の中に階段を作ることで2つの階をつなげています。そのため、1戸建ての建物に近い感覚で使用できるマンションのことを言います。
メゾネットのメリットは住空間を明確に分けられる点にあります。例えば、下の階にはパブリックな空間を集中、上の階にプライベート空間を用意することもできるため、事業を営む方などにとっても利用しやすい物件と言えます。また、2つの階を使用できるため、吹き抜けを作ることもできますし、結果として採光性や通風性などに優れた空間を実現できるのも特徴です。
一方、メゾネットのデメリットは防音に関する対策が難しいという点があります。また、階段によって移動する機会が増える為に生活導線が長くなり、労力を要することも考えられます。そのため、特に年配の方などは肉体的負担を感じることも多いです。
しかし、メゾネットは従来のマンションにはない個性的で立体的なインテリアがしやすいことが特徴です。したがって、自由度の高い住空間を演出しやすいのです。
リビング
リビングとは、居間のことです。Living-roomのことで、家族だんらんのスペースになります。
かつての日本家屋では、「茶の間」と呼ばれた空間です。家族が一緒に寛ぎ、コミュニケーションの中心になる場所なので、家づくりや物件購入で重要視されます。
マンションではダイニングと一体となったLDや、キッチン・ダイニング・リビングが一体となったLDKが主流です。コミュニケーション重視かプライバシー重視か、居住空間が縦長か横長かなどでリビングの配置は違ってきます。リビングを通らずに各居室に出入りできるタイプや、あえてリビングインとしてLDから個室に出入りするタイプもあります。また、ゆっくりと眺望を楽しめる工夫なども施されます。
家で過ごす時間を考慮して、ライフスタイルに合ったリビングの広さや形状を決めるといいでしょう。