独立基礎

どくりつきそ
独立基礎とは、柱の位置に単独で設けられた基礎のことです。
独立基礎とは、1本ずつのの位置に、そのだけを支えるように単独で設けられた基礎です。独立したの下で、荷重を支えるものです。
基礎の部分がコンクリートで固めた直方体、四角錐など底が広がった形状(フーチング)をしており、独立フーチング基礎とも呼ばれます。地盤状況や建物の構造によって、幅や厚さを変える必要があります。独立基礎の採用は限定されており、強固な地盤で、荷重の大きくないなどで、傾斜地に一戸建てを建てる場合やデッキの基礎などに使われます。
なお、古民家や神社仏閣など日本の伝統的な木造建築物では、基礎を固定させない独立基礎が長く用いられてきました。石の上に直接を立てる基礎を玉石(たまいし)基礎といい、玉石基礎による工法を「石場建て工法」といいます。この基礎は、地震などの大きな揺れがあった場合には、基礎からが離れることで建物の倒壊を防ぐものです。ただし、ずれたは、建物を曳くことで戻さなければなりません。また、この工法は熟練を要するため、施工できる職人が限られています。加えて、建築基準法では、木造軸組み平屋建ての延べ床面積50m2以下の建物でなければ、石場建て工法は認められていません。

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