DEN
でん
DENとは、小部屋やちょっとしたスペースを指します。
DENとは、一般的には書斎や趣味の小部屋を指します。DENは、英語で動物の巣穴やねぐらを意味し、隠れ家、密室、巣窟などの意味でも使われます。不動産関係では、部屋と呼ぶには狭い、ちょっとこもれる空間といったニュアンスで使われますが、広さや形に明確な定義があるわけではありません。
間取図では、
土間スペースや多目的スペース、納戸、
サービスルームなども「DEN」と表記されていることがあり、雰囲気的な呼び方ともいえます。どのような空間で、どんな活用方法があるのかは、実物やモデルルームなどを見てイメージするのがいいでしょう。
サービスルーム
サービスルームとは、採光が不十分で居室と認められていない部屋のことです。建築基準法では、床面積に対して7分の1以上の採光のための窓など開口部がないと、居室とは認められません。不動産広告やパンフレットで、「2LDK+S」と間取りが表記されていれば、「S」がサービスルームを意味します。また、「納戸」「フリールーム」「多目的ルーム」などと表示されていることもあります。
部屋の広さとは関係なく、独立した部屋として使える場合もありますが、採光が取りにくい点に注意が必要です。昼間はほぼ外出で採光は気にならないという人も、湿気対策や防カビの視点から、換気システムなどはチェックしましょう。
土間
土間とは、玄関などにあって、地面と同じ高さで床材を敷いていないところです。屋外と屋内の中間的な位置にあり、日本の伝統的な家屋では台所や納屋は土間とされていました。
土間は、古くは、土に石炭・ニガリなどを混ぜて叩いて固めたもので、三和土(たたき)とも言われていました。土足で作業する場所で、かつての民家では生業の重要な作業空間でした。
現在では、土間はコンクリートや珪藻土、タイル、石などで仕上げられ、和の趣を取り入れたオシャレな空間として、自由な視点で採用されているようです。