断熱性能表示制度
だんねつせいのうひょうじせいど
断熱性能表示制度とは、窓の断熱性を等級によってラベル表示するものです。
断熱性能表示制度とは、経済産業省が策定した「
窓等の断熱性能に係る情報提供に関するガイドライン」に基づいて、断熱性能を等級表示するものです。
窓などの製品に、等級に応じた「省エネ建材等級ラベル」が添付されます。
窓の断熱性能は、熱貫流率によって4つに区分されます。熱貫流率とは、
窓の両側で気温の差が1℃あったときに、単位時間あたりに
窓の面積1m
2を通過する熱量をワットで表わしたもので、数値が少ないほど断熱性が高いことを示します。「省エネ建材等級ラベル」では、4つの星のマークの塗りつぶしで表示し、熱貫流率が2.33以下を星4つ、2.33超3.49以下を星3つ、3.49超4.65以下を星2つ、4.65超を星1つで表わします。
窓
窓は、採光、通風、換気、眺望などのために設けられる開口部です。風通しや断熱性など、窓の機能は四季を通じた室内の快適性に大きく影響します。また、外観デザインや室内空間、窓からの眺望など、ビジュアル面でも窓の役割は重要な要素となっています。
窓の種類は、取り付けられる位置により、次のような分類があります。
・掃き出し窓・・・・・窓枠の底辺が床面近くまである窓。リビングなどに設けられる大型の窓をいいます。
・腰高窓・・・・・窓枠の底辺が腰ほどの高さにある窓。
・出窓・・・・・建物の外に張り出す形で設置する窓。
・天窓・・・・・天井に設置する窓。トップライトともいいます。
また、開閉方法による分類では、次のようなものがあります。
・引き違い窓・・・・・横に引いて開け閉めする窓で、日本では最も一般的な窓です。
・はめ殺し窓・・・・・開閉できない窓です。フィックス窓ともいわれ、採光のために設けます。
・外開き窓・・・・・外に向かって開く窓で、片開きと両開きがあります。
・内倒し窓・・・・・室内に向けて倒れるように開く窓です。
そのほか、「回転窓」「滑り出し窓」「上げ下げ窓」「ルーバー窓」など、多彩な種類があります。
また、サッシやガラスの素材も豊富で、それぞれに性能や特徴があります。