返済負担率とは、ボーナスなどを含めた年収に対する、
住宅ローンの年間返済額の割合をいいます。年収負担率と呼ぶこともあります。
住宅ローンを借りるときには、金融機関がいくら貸してくれるかによって、
頭金と合わせて購入可能な物件価格の目安が出ます。金融機関が貸してくれる
住宅ローン額は、「返済負担率」を基準に算出します。借りる人の年収や信用度によって、それぞれの金融機関で独自の設定がありますが、だいたい25~40%程度となります。一般的には、年収の30%以下に返済負担率を抑えるのがよいとされています。
住宅ローン
住宅ローンとは、個人が住宅を購入・建築する資金として利用できる融資のことです。住宅ローンには、「銀行ローン」「フラット35」「財形住宅融資」などがあります。
民間金融機関による融資は、都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、ノンバンク、モーゲージバンクなどが取り扱っており、多彩な商品があるので選択肢は豊富です。金利も「変動型」「一定期間固定型」「全期間固定型」から選ぶことができます。「フラット35」は民間金融機関と住宅金融支援機構が提携している長期固定金利型住宅ローンです。また、職場で財形貯蓄を行っている人が受けられる「財形住宅融資」もあります。そのほか、共済組合や生保ローン、JAの組合員向けローンなど、様々なものがあります。売主が提携ローンを用意している場合もあります。
これらのローンの中から、自分が受けられるローンを把握し、無理のない返済計画を立てることが大切でしょう。住宅ローンは必ずしも一つにする必要はなく、変動型の銀行ローンとフラット35を組み合わせたり、夫婦で返済期間の異なるローンを組むことも可能です。たくさんの選択肢があるので、ファィナンシャルプランナーなどに相談しながら、自分たちに合うプランを選択するのが賢明です。