電線地中化
でんせんちちゅうか
電線地中化とは、電線類を地下に埋設することです。
電線地中化とは、電線やケーブルを地下に埋設することです。電
柱をなくすので、無電
柱化ともいいます。
電
柱や電線がなくなることで、街並みはすっきりし、道路の見通しもよくなります。また、災害時に電
柱が倒れたり、電線が垂れ下がるなどの危険もなくなります。
また、電線地中化では、同時に電線共同溝の整備が進められ、電気、電話、光ファイバー、ガス、水道などのインフラをまとめて共同溝に
配管することで、
ライフラインの安全性が向上します。
無電
柱化された街並みは景観がよく、安全性も高いことから、資産価値も高くなります。
配管
配管とは、建物内の設備機器と屋外の上下水道、ガス管を結ぶ専用管や空調用ダクトなどを配置することです。配管には、給水管、排水管、ガス管、配水管、空調の換気管などがあります。配管図には配管経路、接続方式、設備機器の設置場所などが示されています。
配管工事は専門職である配管工が行います。具体的には、配管図に即して、管を切断し、折り曲げるなどの加工をして、継手という道具でつなぎ、弁の取り付け、溶接やネジでつなぐなどで配管を完了させ、各設備を取り付けて運転できるようにします。
配管は建物が完成した後では目につかないものですが、住宅の維持管理上重要な役割を担います。清掃口や点検口が設けられているなど、長期的な維持管理が配慮されていることが重要です。
柱
柱とは、建物の軸組みで、土台に対して垂直に立てて、屋根や床の荷重を土台や基礎に伝えるものです。木造軸組工法やラーメン構造では、梁などとともに建物を支える最も重要な部材です。
柱の太さは、柱の位置や部屋の大きさ、支える重さによって決めます。木造2階建て以上の場合には、土台から軒まで通った継ぎ目のない「通し柱」が建物の四隅に使われます。「通し柱」は、上下階を構造的に一体化させて耐震性を高めるために重要なものです。各階ごとに梁や胴差しなどで区切られた柱を、「管柱(くだばしら)」といいます。「管柱」も各階の荷重を受ける構造体です。このほか、柱と柱の間に壁の補強のために入れる柱を「間柱(まばしら)」と呼びます。また、壁に取り付けた装飾用の柱を「付け柱」といいます。
ライフライン
ライフラインとは、命綱を意味し、都市生活において不可欠な電気、ガス、水道、通信、交通網などをいいます。
地震の多い日本では、巨大地震に備えてどのようにライフラインを確保するかが大きな課題です。1995年の阪神・淡路大震災では甚大な被害を受け、また、2011年の東日本大震災においては、地震、津波、原発事故により被害は広範に渡りました。交通網や通信設備が被害を受けることによって、救助・救援、物資の輸送が困難となることも被害の拡大や復旧の遅れを招きます。また、公共施設や医療機関が被害を受けることで、避難場所の確保や応急処置に支障が出ます。
これに対し、被災地域の復旧活動をはじめ、災害に強いインフラづくりが求められると同時に、地域ぐるみの防災活動や助け合いの重要さも見直されています。