ボンエルフ
ボンエルフ
ボンエルフとは、車の速度を落とさせる道路で、人と車の共存を目指す道路形態です。
ボンエルフとは、街づくりにおける道路整備形態の一種で、人も車も通る生活道路を、車のスピードが出しにくいような工夫をして、歩行者の安全を図るものです。
ボンエルフでは、道路をわざとジグザグにしたり、道路面に張り出して花壇や緑地を設けたり、道路の真ん中に植樹したり、路面に段差を設ける
ハンプを施すなど、車が徐行運転せざるを得ないような工夫がされています。ボンエルフは大規模な分譲地や大型マンションで採用されることが多く、歩行者の安全を確保するとともに、
敷地内に緑地を増やすことにも寄与するようです。
敷地
敷地とは、建物が立っているか、これから建物を建てる土地のことです。敷地面積は、その土地の面積のことで、水平投影面積をいいます。水平投影面積とは、土地や建物を真上から見たときの面積で、傾斜や凹凸があっても、水平として測定した面積になります。
敷地面積には、登記簿に記載された登記簿面積(地積)と実測面積が異なっている場合があります。そのため、土地の売買契約などにおいては、土地家屋調査士などの専門家による実測をしてからというのが鉄則です。
なお、住宅を建てるために土地を購入するときには、接道条件などによっては、土地面積の一部が敷地面積に算入できないので、注意が必要です。また、敷地面積だけでなく、建物の配置や駐車場のスペースなども考慮しましょう。
ハンプ
ハンプとは、住宅街などの道路で通行する車のスピードを落とさせるために、車道を盛り上げて舗装するものです。ハンプ(hump)とは、こぶの意味で、道路上に10cm程度の高さの出っ張りを付けることで、事前にこれを見たドライバーがスピードを落とすことをねらったものです。
生活道路へ進入する自動車のスピード低下を促すことで、歩行者の安全確保や自動車による騒音の低下を図るもので、ニュータウンなどで積極的に採用されています。このほかの速度抑制対策には、車道部分を狭める「狭さく」や、車の通行部分をジグザグにする「クランク」などがあります。