ルーバー
るーばー
ルーバーとは、羽板を並べて組んだよろい戸のことです。
ルーバーとは、よろい戸のことです。がらり戸ともいいます。
羽板(はいた)を水平に組んだもので、
雨戸や目隠しとして使われます。細長い羽板を一定間隔で並べてあり、羽板の角度を調整することで、
採光や換気ができます。外部からの視界を遮りながら、通風、
採光、日除け、調光などが可能です。羽板を閉じることで、風雨やほこりから
窓を守り、防犯にもなります。また、ビルなどで外観デザインの一部として採用する場合もあります。
ルーバーの素材には、アルミ系、木材系、プラスチック系、木質樹脂系、ガラス系などがあり、設置場所に応じて選択できます。1階の部屋や
浴室、トイレなどに防犯と目隠しを兼ねて採用されることが多く、既存
窓に外付けできるものもあります。また、防音機能をもったルーバーなども登場しています。
浴室
浴室とは風呂場のことです。日本では、浴槽と洗い場があるのが一般的です。
浴室には在来工法とユニットバスがあります。在来工法では広さや素材などを自由に選べる利点がありますが、費用は高めです。最近は工場生産されたユニットバスが主流で、広さやデザイン、品質も豊富です。間取図には数値が表示されていることがありますが、「1618」であれば浴室の内側のサイズが1,600mm×1,800mmとりなります。
浴室を考えるときには、浴槽の広さと体を洗うスペースのバランスが大切です。子どもと一緒に入ったり、介護が必要であれば、洗い場を広めにとるのがいいでしょう。
また、浴室は湿気のこもりやすい場所なので、換気や掃除のしやすさも重要です。一戸建ての場合に、従来は浴室を1階に設けるのが一般的でしたが、最近では2階に設けるケースも増えています。
雨戸
雨戸とは、窓の外側に取り付けられて、風雨から窓を守る建具です。防犯や防火の役割もあります。
かつての日本家屋では、朝に雨戸を開け、夜には雨戸を閉めるという習慣がありました。開けたときには、雨戸は戸袋に収納されます。台風などのときにも雨戸を閉めて、風雨の衝撃から窓を守ります。また、雨戸は丈夫で内側からしか解錠できないため、防犯効果もあります。
雨戸の素材には木製と金属製がありますが、近年では金属製が主流です。
最近では、雨戸に代わってシャッターが用いられるようになっています。また、窓ガラスの強度が向上したことから、雨戸をつけないケースや、防犯上必要な箇所に格子のみをつけるケースもあります。
採光
採光とは、自然の光を窓などから室内に取り入れることをいいます。建築基準法では、住宅の居室について、居室の床面積の1/7以上の採光に有効な開口部の面積が必要と規定されています。ただし、「採光」とは直射日光のことではないので、北側の窓が「採光に有効な窓」となる場合もあります。有効な採光面積は、用途地域や部屋の大きさ、窓の大きさによって決定されます。ただし、納戸やトイレ、浴室、洗面室などは対象となりません。
隣家が迫っている住宅密集地などでは、採光を確保するために、天窓やライトコートを設けるなど、さまざまな工夫が見られます。また、日当たりを調節するには、カーテンやブラインド、反射ガラスなどを利用します。
窓
窓は、採光、通風、換気、眺望などのために設けられる開口部です。風通しや断熱性など、窓の機能は四季を通じた室内の快適性に大きく影響します。また、外観デザインや室内空間、窓からの眺望など、ビジュアル面でも窓の役割は重要な要素となっています。
窓の種類は、取り付けられる位置により、次のような分類があります。
・掃き出し窓・・・・・窓枠の底辺が床面近くまである窓。リビングなどに設けられる大型の窓をいいます。
・腰高窓・・・・・窓枠の底辺が腰ほどの高さにある窓。
・出窓・・・・・建物の外に張り出す形で設置する窓。
・天窓・・・・・天井に設置する窓。トップライトともいいます。
また、開閉方法による分類では、次のようなものがあります。
・引き違い窓・・・・・横に引いて開け閉めする窓で、日本では最も一般的な窓です。
・はめ殺し窓・・・・・開閉できない窓です。フィックス窓ともいわれ、採光のために設けます。
・外開き窓・・・・・外に向かって開く窓で、片開きと両開きがあります。
・内倒し窓・・・・・室内に向けて倒れるように開く窓です。
そのほか、「回転窓」「滑り出し窓」「上げ下げ窓」「ルーバー窓」など、多彩な種類があります。
また、サッシやガラスの素材も豊富で、それぞれに性能や特徴があります。