機械式駐車場
きかいしきちゅうしゃじょう
機械式駐車場とは、機械設備によって車を移動させる駐車場です。
機械式
駐車場とは、市街地など限定された
敷地内に
駐車場を確保するため、空間を立体的に利用する
駐車場です。パレットに車を載せて上下左右に移動させる方式で、地下式と地上式があり、二段式から多段方式、エレベータで上下させるエレベータ方式、タワー内のターンテーブルが垂直に循環するタワー方式など、スペースを有効利用するさまざまなタイプがあります。
機械式
駐車場はゆとりのない
敷地に高い収容台数を確保することが目的で、駐車台数はカーライフの快適性やマンションの資産価値にも影響を与えます。建築コスト、
メンテナンスコストに幅があり、入出庫時の待ち時間、騒音・振動対策、耐震性、水害対策など、日常の出し入れから非常時の安全対策までグレードもさまざまです。また、積載可能な車種に制限がある場合もあります。
マンション選びの際には、
駐車場の台数や駐車料金に加え、実際の出し入れも想定してチェックしましょう。
駐車場
駐車場とは、自動車の駐車のための施設です。
車の所有には駐車場があることが義務付けられており、自宅から2km以内に駐車場がなければ書庫証明が取れません。
一戸建ての場合には、駐車場は設備の種類により、車庫、カーポート、カースペースなどがあります。マンションなどの場合には、設備によって平置き駐車場、自走式駐車場、機械式駐車場などがあります。都心部のマンションには総戸数に対する駐車可能台数が少ないものがあり、管理組合との間で期間を決めて賃貸するのが一般的です。
なお、最近ではカーシェアリングなどによって駐車場確保の問題や車の維持管理コストの削減、省エネなどに対応する動きもあります。
メンテナンス
メンテナンスとは、保守・点検、維持・管理の意味で、住まいを快適に維持するうえで欠かせないものです。住宅の耐用年数を延ばし、快適性を維持するうえで、適切なアフターメンテナンスは重要な役割を担います。
マンションなどでは長期修繕計画が立てられ、計画に基づいた維持管理が行われます。一戸建てにおいても住まいのメンテナンスは重要で、5年単位での点検と補修が望ましいといわれています。
メンテナンスの対象となるのは、屋根や外壁、ベランダ、開口部、防蟻処理、配管、内装など、多方面に渡ります。マンションでは修繕積立金などがありますが、一戸建てもメンテナンスを前提として費用を準備する必要があります。
敷地
敷地とは、建物が立っているか、これから建物を建てる土地のことです。敷地面積は、その土地の面積のことで、水平投影面積をいいます。水平投影面積とは、土地や建物を真上から見たときの面積で、傾斜や凹凸があっても、水平として測定した面積になります。
敷地面積には、登記簿に記載された登記簿面積(地積)と実測面積が異なっている場合があります。そのため、土地の売買契約などにおいては、土地家屋調査士などの専門家による実測をしてからというのが鉄則です。
なお、住宅を建てるために土地を購入するときには、接道条件などによっては、土地面積の一部が敷地面積に算入できないので、注意が必要です。また、敷地面積だけでなく、建物の配置や駐車場のスペースなども考慮しましょう。