火災報知機
かさいほうちき
火災報知機とは、火災を感知し、警報を発したり、消防管理者に通報する機器です。
火災報知機とは、建物で火災が発生した場合に、警報を発したり、防火管理者に通報する機器をいいます。火災を感知する火災警報器と、火災を感知したことを防火管理者や消防署などに知らせる受信機があります。
火災による犠牲者の多くは逃げ遅れが原因といわれています。火災による犠牲をなくすことを目的に、2006年以降の新築マンションや新築一戸建てでは、住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。
火災警報設備の種類には、熱を感知するものと煙を感知するものがあります。基本は煙を感知するものですが、火災以外の煙が生じる台所などには熱式を設置します。設置場所は市区町村条例によって定められています。
受信機は火災警報機が火災を感知したことを防火管理者に通報するシステムで、マンションや一戸建ての
セキュリティシステムとして採用されています。
セキュリティシステム
セキュリティシステムとは、オートメーション技術を利用した建物全体の防犯システムをいいます。特に、住宅を対象としたものを、ホームセキュリティと呼びます。
セキュリティシステムは、住宅を盗難や火災などから守るために、各種センサーや防犯カメラを設置し、情報を管理センターに送信します。センサーが異常をキャッチすると、警報を鳴らしたり、警備会社に瞬時に通報されて警備員が現場にかけつけるなどの体制がとられます。
また、ガス漏れや火災などの異常をキャッチして対応をとるほか、非常ボタンによって急病などにも対応するものもあります。
セキュリティシステムの内容は、サービス会社や契約内容によって異なります。最近ではセキュリティ重視のマンションが増えています。また、戸建住宅でセキュリティ会社と契約するケースもあります。