通し柱

とおしばしら
通し柱とは、木造の2階建て以上の建物で、土台から軒まで通した1本柱のことです。
通しとは、木造の2階建て以上の建物で、土台から軒まで通った継ぎ目のない1本をいいます。建登せ(たてのぼせばしら)とも呼びます。
通しは、1階と2階、あるいは3階までをつないで、建物の構造を一体化するもので、耐震性や耐久性を高めます。建築基準法では、建物の角に用いる隅(すみばしら)や、隅に準ずるを通しにすることとなっています。通しを用いないで、各階ごとを支える管(くだばしら)をつないで用いる場合には、その継手部分を補強することが規定されています。
必ずしも通しを用いなければならないわけではありませんが、通しの太さや用いる数によって、耐震性や耐久性は少なからず影響を受けるといわれています。一般的には、通しには4寸(120X120mm)が使用されます。構造的に重要な数ヶ所に4寸を用いて、それ以外の通しは120X105mmのものを用いる場合もあります。
ただし、建物の強度は通しだけでなく、構造や工法によっても異なります。

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