建売住宅
たてうりじゅうたく
建売住宅とは、土地と建物をセット販売する新規分譲の住宅です。
建売住宅とは、不動産会社やハウスメーカーが建物付きで販売する新規分譲住宅です。大規模な宅地開発によるものもあれば、街の一画を開発分譲する小規模なものもあります。
建物は完成済みのものもあれば、着工前や建設中の段階で販売するものもあります。
注文住宅と異なり、設計や設備・仕様などはあらかじめ決まっており、価格も明示されています。
建売住宅は間取りや仕様が決まっているのでイメージしやすく、完成済み物件や同仕様のモデルハウスがあれば、実物を目で確認することができます。また、土地と建物がセットなので、土地探しから始めて建物のデザインも決めていく
注文住宅に比べて手間がかからず、
住宅ローンの融資も土地・建物一括で受けることができます。また、一般的には
注文住宅よりローコストとなります。ただし、設計や仕様が決まっているため、自由度は限定されます。
最近は建売住宅も間取りや設備に幅を持たせて、工事の初期段階までであれば一定のセレクトができるものも増えています。また、高級志向のブランド商品なども少なくありません。建売住宅と
注文住宅の垣根が低くなってきているのが近年の傾向です。
住宅ローン
住宅ローンとは、個人が住宅を購入・建築する資金として利用できる融資のことです。住宅ローンには、「銀行ローン」「フラット35」「財形住宅融資」などがあります。
民間金融機関による融資は、都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、ノンバンク、モーゲージバンクなどが取り扱っており、多彩な商品があるので選択肢は豊富です。金利も「変動型」「一定期間固定型」「全期間固定型」から選ぶことができます。「フラット35」は民間金融機関と住宅金融支援機構が提携している長期固定金利型住宅ローンです。また、職場で財形貯蓄を行っている人が受けられる「財形住宅融資」もあります。そのほか、共済組合や生保ローン、JAの組合員向けローンなど、様々なものがあります。売主が提携ローンを用意している場合もあります。
これらのローンの中から、自分が受けられるローンを把握し、無理のない返済計画を立てることが大切でしょう。住宅ローンは必ずしも一つにする必要はなく、変動型の銀行ローンとフラット35を組み合わせたり、夫婦で返済期間の異なるローンを組むことも可能です。たくさんの選択肢があるので、ファィナンシャルプランナーなどに相談しながら、自分たちに合うプランを選択するのが賢明です。
注文住宅
注文住宅とは、オーダーメイドでつくる一戸建て住宅のことです。自由設計なので、建築主のライフスタイルや好みによって、個性的な間取や外観を実現することができます。
分譲住宅(建売住宅)では決まった間取や設備の中から選択しますが、注文住宅ではイチから形にしていきます。構造や建材、フローリングや壁の素材、キッチンや浴室設備、省エネ設備など、予算やこだわりに応じた検討が可能です。
注文住宅はオンリーワンが魅力ですが、それだけに図面などからイメージする必要があります。思い描いたイメージを設計担当者に伝える工夫や、図面やサンプルから完成像を読み解くなど、打ち合わせやデザイン・仕様を決めるための時間がかかります。また、担当者とのコミュニケーションがうまくいくかどうかが、納得の家づくりをする大きなポイントとなります。 コスト面では一般的に分譲住宅より高くなります。予算に余裕があり、じっくり時間をかけて、こだわりの家をつくりたいという人向きです。