リフォーム
りふぉーむ
リフォームとは、既存の住宅を改修することです。
リフォームとは、住宅を改築や増築することです。
壁紙の張り替えなど室内の雰囲気を変える小規模なものから、トイレ、
浴室、キッチンなどの設備を丸ごと取り換えたり、壁を取り払って間取り変更をするなど、大がかりなものまで幅広くあります。また、リフォームの目的も、耐震補強や高齢化に対応した
バリアフリー化から、ライフスタイルに合わせた快適さを追求するものまで、さまざまです。
リフォーム費用は、既存建物の状態、リフォームの範囲や規模、採用する設備のグレードなどで大きく違ってきます。
築年数が古いほどリフォーム目的も多様になり、高額化する傾向にあります。リフォームの市場が拡大するにつれ、消費者の不安を解消するために「リフォーム瑕疵(かし)保険」を利用したり、
アフターサービスや保証期間を設けるなど、サービスの充実も見られます。
壁紙
壁紙とは、壁に張るタイプの内装仕上げ材のことです。
漆喰や土壁などの塗り壁に対して、紙材などを張ることで壁を保護し、保温や装飾効果をもたらします。壁紙の種類には、紙系、繊維系、塩化ビニル樹脂系、プラスチック系、ガラス繊維などの無機質系と多彩です。色や柄の豊富さが魅力で、好みや予算によって選択できます。DIYで手軽に内装を変えられるのも利点です。また、防火性能の高い壁紙もあります。なお、壁紙の防火性能は、下地基材と施工方法の組み合わせにより認定されます。
バリアフリー
バリアフリーとは、障壁をとりのぞくことです。障害のある人や高齢者が普通の社会生活をするうえで、支障となる物理的・精神的障壁を取り除こうという考え方です。
建物におけるバリアフリーとは、段差の解消や出入口や廊下の幅を広げるなど、高齢者や車イスでの生活がしやすくなるため配慮がなされます。
具体的には、玄関のスロープの設置、玄関・廊下などの段差の解消、手すりの設置、車イスで使用できるトイレ、介護しやすい浴室、照明やコンセント位置の工夫、車イスで作業できるキッチン、トイレや洗面室・浴室の暖房によるヒートショックの防止、非常連絡装置の設置などがあります。
なお、公共性の高い建築物については、2013年に施行されたバリアフリー法の対象となります。バリアフリー化の義務や努力義務が定められ、認定を受けると補助や税制の優遇が受けられます。
浴室
浴室とは風呂場のことです。日本では、浴槽と洗い場があるのが一般的です。
浴室には在来工法とユニットバスがあります。在来工法では広さや素材などを自由に選べる利点がありますが、費用は高めです。最近は工場生産されたユニットバスが主流で、広さやデザイン、品質も豊富です。間取図には数値が表示されていることがありますが、「1618」であれば浴室の内側のサイズが1,600mm×1,800mmとりなります。
浴室を考えるときには、浴槽の広さと体を洗うスペースのバランスが大切です。子どもと一緒に入ったり、介護が必要であれば、洗い場を広めにとるのがいいでしょう。
また、浴室は湿気のこもりやすい場所なので、換気や掃除のしやすさも重要です。一戸建ての場合に、従来は浴室を1階に設けるのが一般的でしたが、最近では2階に設けるケースも増えています。
アフターサービス
アフターサービスとは、商品の購入後に、メーカーや販売会社などが消費者に対して一定期間の無償修理などを保証するものです。住宅の場合には、建物の引き渡し後に不具合が見つかった場合に、無償で補修することをいいます。
新築住宅については、瑕疵(かし)担保責任によって、引き渡し後10年間、構造上の主要な部分に欠陥が見つかった場合には無償で補修されます。これに加えて、メーカーや業界団体によってアフターサービスの基準が設けられています。アフターサービスは、瑕疵の有無にかかわらず、定期点検や一定の不具合について無償補修されます。例えば、ガス配管の破損は5年間、機械式駐車場の機能不良は2年間など、部位や設備ごとに保証期間を定めているものです。また、リフォームなどにおいても、住宅メーカー独自の点検やメンテナンス基準を設けているところもあります。
築年数
築年数とは、建物が完成してから経過した年数です。建物が新しいか、古いかは、不動産において重要な要素であり、不動産広告では築年数の明記が義務付けられています。
ちなみに、不動産広告において「新築」という表記は、完成から1年以内でだれも入居したことがない場合に限定されます。
中古物件を購入する場合には、築年数は重要な判断要素となります。しかし、不動産の資産価値や住み心地は必ずしも築年数で決まるわけではありません。建築物の構造や強度、維持管理の状態によっても大きな違いが出てきます。築年数は一つの判断要素とし、現物をしっかりチェックすることが重要です。