リビングイン階段
りびんぐいんかいだん
リビングイン階段とは、リビング内に階段が設けられたものです。
リビングイン階段とは、家族が集う
リビング内に階段を設けるものです。上階あるいは下階に子供部屋などの個室があり、個室に行くには必ず
リビングを通ることになります。
リビング内に階段があることで、外出や帰宅時には自分の部屋に入る前に必ず
リビングを通ることになります。子供とさりげなく顔を合わせるようにと、家族のコミュニケーションを重視する人たちの間で採用ケースが増えています。
階段は、スケルトンタイプやらせん階段など視覚的に開放感があるものや、手すりを
アイアンにするなど、デザイン性の高いものに人気があります。
ただし、音やにおいが筒抜けになったり、冷暖房効果が低くなる傾向があります。
アイアン
アイアンとは、門扉やフェンス、妻飾り、面格子、手すり、家具などに使用される鉄製の装飾です。本来、アイアンといえば、ロートアイアン(wrought iron)のことで、鉄や鉄板を加熱して、叩く、伸ばす、曲げる、ねじる、溶接するなどの細やかな加工を施した鍛鉄あるいは錬鉄のことです。ヨーロッパで発展してきたもので、かつてはすべて手作りでした。現在では工業化も進み、規制パーツを組み合わせる方法が主流です。また、素材もアルミ鋳物や繊維強化プラスチックの製品も出ています。
アイアンには、重量感と繊細さの両面があり、エクステリアとしてもインテリアとしても高級感の演出に効果を発揮します。
リビング
リビングとは、居間のことです。Living-roomのことで、家族だんらんのスペースになります。
かつての日本家屋では、「茶の間」と呼ばれた空間です。家族が一緒に寛ぎ、コミュニケーションの中心になる場所なので、家づくりや物件購入で重要視されます。
マンションではダイニングと一体となったLDや、キッチン・ダイニング・リビングが一体となったLDKが主流です。コミュニケーション重視かプライバシー重視か、居住空間が縦長か横長かなどでリビングの配置は違ってきます。リビングを通らずに各居室に出入りできるタイプや、あえてリビングインとしてLDから個室に出入りするタイプもあります。また、ゆっくりと眺望を楽しめる工夫なども施されます。
家で過ごす時間を考慮して、ライフスタイルに合ったリビングの広さや形状を決めるといいでしょう。