ペット共生住宅
ぺっときょうせいじゅうたく
ペット共生住宅とは、ペット飼育を前提として設備などに配慮した住宅です。
ペット共生住宅とは、分譲マンションでは
管理規約でペット飼育が認められており、賃貸マンションでも「ペット可」が賃貸契約に明記されていることに加えて、ペットと暮らしやすいよう配慮されている住宅のことです。
かつては、ペットの飼育を禁止しているマンションが多かったのですが、ペット飼育のニーズが高く、今では「ペット飼育可」のマンションが主流になってきました。
ペット共生住宅では、単なる「ペット飼育可」からもう一歩進んで、設備面も充実しています。ペット専用の足洗い場やグルーミングルームがあったり、「ペット乗車中」サイン付きのエレベーターや、床や壁材にペット対応の建材を使用するなど、ペットを家族の一員として暮らせるための工夫が施されています。
最近では、獣医による医療相談なども受けられる、サービスの充実したペットケアマンションも登場しています。
管理規約
管理規約とは、マンションの管理運営について定めた基本的なルールです。区分所有法によって規定された、マンション管理の憲法ともいわれる重要なものです。
管理規約には、建物の用途や区分、専有部分と共用部分の範囲、管理組合の業務内容、管理組合の運営方法、総会の議決権や決議の方法、管理費・修繕積立金の使途などが含まれています。また、ゴミ出しのルールやペットの要件など、細かいルールについては細則で定めます。
管理規約は、国土交通省が「マンション標準管理規約」を定めています。新築マンションでは、通常はデベロッパーなどがあらかじめマンション管理規約を策定していますが、管理組合結成後には規約を変更することも可能です。
管理規約は、マンションの住人が心地よく暮らすためのルールなので、自分たちにとって良い内容になっているか検討することや、必要なルールをお互いに再確認することは重要です。