二重床/二重天井

にじゅうゆか/にじゅうてんじょう
二重床・二重天井とは、スラブと内装床(天井)の間を離して仕上げる工法のことです。
床についてはスラブの上に均等に支を配置する置き床工法や、防振材を間に挟む浮き床工法があります。一般的にマンションで使われる二重床は置き床工法およびその上に防振材で補填する工法が主流とされています。床(天井)の間に配管や配線を通すことで、メンテナンスしやすいように設計されているのです。
二重床・二重天井は通常目にすることのない部分です。しかし、一見すると大差のない直天井に比べた時、大きなメリットがあります。
まず、二重床でないデメリットは配管スペースが限定されてしまいます。どうしても水回りは電気、給排水、ガスと、配管の数が増えてしまう為、床段差を調整することで対応せざるを得ません。しかし、これは住居内での事故を起こす原因にもなりますし、間取りの変更も難しくなります。
また、二重天井でない場合も同様にデメリットがあります。コンクリートの打設時、精度が悪い場合は室内仕上げのときに、その凹凸が反映されてしまいます。また、照明器具の配線も天井に打ち込まれる為、照明器具の数や位置を変更することが難しくなります。
二重床・二重天井はこれらの問題を解消する上で非常に効率が良いのです。

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