かぶり厚さ

かぶりあつさ
かぶり厚さとは、鉄筋を覆うコンクリートの厚さをいいます。
かぶり厚さとは、鉄筋コンクリート造の建築物で、鉄筋を覆うコンクリートの厚さのことです。コンクリート表面と中に入っている鉄筋の表面までの最短距離を指します。
コンクリートはアルカリ性で、鉄筋が錆びるのを防ぎますが、表面から徐々に中性化し、ひび割れなどから水がしみ込むと鉄筋が錆びる原因となります。そのため、かぶり厚さが厚いほど、耐久性は高くなります。また、火災などの高熱による鉄筋の強度低下をコンクリートが食い止めるため、かぶり厚さが厚いほうが耐火性が高くなります。
建築基準法では、耐力壁などの構造部材は、かぶり厚さは20mm以上(日本建築学会の鉄筋コンクリート工事標準仕様書は30mm以上)、床スラブ屋根スラブは、30mm以上(同40mm以上)、基礎部分は60mm以上と規定されています。通常は日本建築学会の標準仕様が採用されています。

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