急傾斜地崩壊危険区域
きゅうけいしゃちほうかいきけんくいき
急傾斜地崩壊危険区域とは、急傾斜地の崩壊によって居住者などに被害が発生する危険のある区域をいいます。
急傾斜地崩壊危険区域とは、急傾斜地やこれらに隣接する土地で、斜面の崩壊によって居住者などの生命に危険がおよぶおそれのある区域について、都道府県知事が必要と認めたときに指定するものです。急傾斜地とは、傾斜度が30度以上の土地をいいます。急傾斜地崩壊危険区域に指定された区域では、斜面の崩壊を誘発や助長する行為は禁止されます。また、当区域内に、これを表示する標識を設置しなければなりません。
急傾斜地崩壊危険区域においては、基本的には土地所有者が改善措置を講じる必要がありますが、多大な費用がかかるなどの理由で、土地所有者による施工が困難または不適切な場合には、都道府県が保全工事などを行います。
なお、急傾斜地崩壊危険区域は、都道府県のホームページなどで公開されています。