坪単価
つぼたんか
坪単価とは、建築費や土地価格を1坪当たりに換算した金額です。1坪は、畳2枚分の広さです。
坪とは、日本の伝統的な単位で、
畳2枚分の広さをいいます。182cm×182cmで、約3.3m
2となります。
坪単価とは、土地の価格や建物の価格を坪数で換算したもので、他と比較するときの目安としてよく使われます。不動産広告では、土地面積や
建物面積は必ずm
2数を表記することになっていますが、分かりやすいために坪単価を表記しているものもあります。
住宅を建てるときの建築工事費を指す場合は、建物の本体価格をいいます。外構工事費用や
地盤改良費など付帯工事費は基本的に含まれません。ただし、ハウスメーカーなどが標準仕様の建物について坪単価を表示しているものは、コスト比較する際の目安になります。
地盤改良
地盤改良とは、建物の基礎地盤を安定させるため、地盤自体の強度を高めることをいいます。軟弱な地盤に対して、液状化や地盤沈下などによる被害を避けるために施される工事の一つです。
地盤改良の方法には、地盤の中の水を抜く方法や、地盤に地盤固化材を混ぜて固める工法があります。地盤を固める工法は、軟弱地盤の深さによって適する工法が異なります。2m以内程度と比較的浅い場合には、地盤全面にわたって元の土とセメント系固化材を混ぜ合わせて固める、表層改良工法が一般的に採用されます。軟弱地盤が深部に及ぶ場合や超軟弱地盤の場合には、セメントミルク(セメント系固化材と水を混ぜたもの)を地盤の中に注入撹拌して、柱状の改良杭をつくる杭状改良工法が選択されます。そのほか、砕石を用いる工法などもあり、さまざまな地盤改良技術の発展がみられます。
畳
畳は日本の伝統的な床材です。和室に敷き詰めて断熱効果と適度な弾力性をもたらします。
ライフスタイルの変化によって洋室中心の生活になり、和室のない家も増えていましたが、最近では再び和室の良さや畳の魅力が見直されています。
畳は、畳床(たたみどこ)に畳表(たたみおもて)をかぶせ、長方形の長い方の辺に畳縁(たたみべり)を縫い付けて仕上げます。畳床は、従来は稲わらを圧縮して作っていましたが、最近では新建材を用いたり、稲わらと新建材を組み合わせることで、耐熱性・断熱性・防虫防カビ効果などが高いものが登場しています。
畳表にはイグサが使用されます。イグサは調湿効果があり、高温多湿の日本の風土に適した建材だといわれています。また、イグサには「畳のにおい」といわれる香りがあり、リラックス効果もあるようです。
畳の大きさは地方により異なり、京間、中京間、江戸間などがあります。また、和モダンな雰囲気を狙って、縁のない琉球畳などを用いる例も増えています。
建物面積
建物面積とは、建物の延べ床面積をいいます。建築面積が建物の建っている面積であるのに対し、建物面積は各階の床面積の合計となります。建物面積には、バルコニーやベランダ、吹抜け、出窓などは含みません。地下室やビルトインガレージなどは含まれます。また、ロフトは高さが1.5m以上であれば含まれます。
マンションの場合には、建築基準法上の建物面積は、壁の中心線で囲まれた壁心(へきしん)計算ですが、登記簿上は壁で囲まれた部分の内法(うちのり)計算によります。
なお、固定資産税は建物面積に基づいて算出されます。