更新料
こうしんりょう
更新料とは、賃貸住宅の契約更新時に支払う一時金です。
更新料とは、賃貸借契約の更新時に支払う一時金ですが、法的な根拠はなく、慣習として支払われているものです。地域によって更新料を徴収するところとしないところがあります。
更新料については法律で規定されたものはないので、賃貸借契約書に明記がなければ、借主は支払義務がありません。しかし、通常は賃貸借契約書に条項が設けられているため、支払わなければ契約違反となります。
更新料について明確な相場はありませんが、新規家賃の1~2ヶ月分が多いようです。ただし、更新料を嫌って、更新のタイミングで引っ越す人も少なくありません。そのため、空室対策として更新料の値下げや廃止をする
貸主もいるようです。
なお、借地の場合にも更新料を請求するケースがあり、土地価格の1割相当など高額になる場合があるので、借地契約書の内容を確認しておくことが大切です。
貸主
貸主とは、土地やマンション、住宅などの不動産物件を貸す人または法人のことです。
不動産の賃貸借契約では、取引態様に「貸主」「代理」「仲介」のケースがあり、このうち「貸主」とは、契約の当事者が「貸主」になっている物件のことです。「貸主」物件では、仲介手数料はかかりません。
不動産の所有者(オーナー)が「貸主」になっていることが一般的ですが、中にはオーナーがサブリース会社などに一括賃貸して、サブリース会社が転貸する「転貸」物件もあります。
貸主は個人の場合もあれば、比較的大規模に賃貸業を運営している法人の場合もあります。